人間関係で「ブロック」する時、心は必ず揺れています。
後悔や罪悪感を感じても大丈夫。
ブロックとは、相手を切る行動ではなく“自分を守る決断”。
迷った時こそ、あなたの内側の声を大切にしてほしいのです。
【はじめに】何のために相手をブロックするのか

SNSが溢れている昨今、一度も誰かをブロックしたことがない方は少ないのではないでしょうか。
もう無理、これ以上は傷つきたくない、関わりたくない。
そう感じた瞬間、スマホの画面にある「ブロック」というボタンは、
まるで“心の防御壁”みたいに安心できるものかもしれません。
でも、そのあとでふと寂しさや後悔が押し寄せてくることもありますよね。
「やっぱりブロックしなきゃよかったかな…」
「相手はどう思ってるんだろう」
そんな思いが出てくると、自分の選択に自信が持てなくなってしまう。
私自身は、これまであまり人をブロックしたことがありません。
どちらかといえば、自然と距離が離れるのを待つタイプです。
でも、日々のセッションの中で「ブロックしたけど相手の反応が気になる」
「相手の気持ちが気になる」という声をよく聞きます。
今回は、そうしたお客様たちとのやり取りから気づいたことを、
私なりの視点でまとめてみました。
あるお客様とのやり取りから気付きをいただき、
“SNSブロック”に隠れた心の揺れについて、
魂解放チャネラーの視点からお話しします。
ブロックしたくなる時、あなたの心の中で起きていること

ブロックという行動の裏には、実は「拒絶」ではなく「自己防衛」の意味が隠れています。
つまり、「もうこれ以上は無理」「自分を守りたい」という気持ちの表れ。
それは決して悪いことではありません。
むしろ、心が限界を迎えているサイン。
ブロックしたくなる瞬間は、あなたの魂が「これ以上は負荷がかかりすぎる」と声を上げているのです。
けれども、そこにもう一つの感情が混ざることがあります。
それが、「相手に悪く思われたくない」という気持ち。
この2つが同時に動くと、
「ブロックしたいけど、したら後悔するかも…」
「ブロックしたのに相手がどう思ってるのか気になる」
という“揺れ”が生まれます。
この“揺れ”をどう捉えていくか・・・
魂開放チャネラーの視点から紐解いてみました。
ブロックは悪ではなく「自分を守る宣言」

ブロックすることを「冷たい」と思う人もいます。
けれど、私はお客様とのやり取りの中で、ブロックを“愛ある境界線”と捉えました。
相手を切るためではなく、
自分の心を守るための、ひとつの線引き。
本当に優しい人ほど、「相手がどう感じるか」を気にしてしまいます。
でも・・・自分が苦しくなってまで他人を守る必要はないんです。
ブロックは、「あなたが悪いから切る」ではなく、
「私は今、これ以上関わる余裕がない」という正直な表現。
それを責める必要は、まったくありません。
自信がないなら、保留もアリ

一方で、「ブロックした方がいいのか、しない方がいいのか」
どうしても決めきれない時もありますよね。
その場合は、無理にどちらかを選ばなくても大丈夫。
“保留する”という選択肢を持つことも、立派な決断です。
たとえば、
・相手のメッセージを読まずに置いておく
・通知をオフにする
・返信をしないまま少し距離を取る
それも立派な“心のブレーキ”です。
ブロックは、最終手段。
まだ気持ちが揺れているなら、
「保留」というストップをかけるだけでもいいんです。
行動を急ぐよりも、「私はどう感じている?」と自分の内側に意識を戻すこと。
その時間が、あなたの心を整理してくれます。
ブロックしたら、あなたは優しくない?

中には、「ブロックまでしなくても・・・」と思う人もいます。
でもそれは、あなたがそれだけ“人とのつながりを大事にしている人”だから。
優しい人ほど、誰かを遮断することに罪悪感を覚えます。
けれど、ブロックしたからといって、あなたの優しさがなくなるわけではありません。
むしろ、あなた自身でいるためにブロックという機能が助けてくれるのではないでしょうか。
人は、限界を超えて優しくしようとすると、
やがて自分を責めるようになります。
「もっとできたかも」「私が悪かったかも」と。
そんな風に自分を責めなくていいです。
あなたの心には、ちゃんと「優しくできる時」があります。
迷いながら決めたことは、すべて成長の一部

ブロックする、しない
そのどちらも、間違いではありません。
大切なのは「どう決めたか」よりも、
「その時、自分の心に誠実でいられたか」。
ブロックして後悔したなら、
その後悔が“次はこうしたい”という学びになります。
ブロックせずに我慢して苦しくなったなら、
次は「自分を優先する勇気」を持てばいい。
人生に無駄な選択は一つもありません。
すべての決断が、あなたの成長と気づきの糧になります。
自分の決定に自信を持っていい

ブロックするのも、保留するのも、
どちらも「自分の選択を大切にしたい」という願いから出てくる行動です。
だから、どんな決断をしてもいい。
大切なのは「私はこの選択をした」と、自分で納得できること。
それが“自分を信じる力”につながっていきます。
自分の心を守るということは、
同時に、未来の自分を信じるということ。
ブロックは終わりではなく、
新しいステージへ進むための通過点です。
この経験を経て、あなたはどんな人間関係を築きたいと思いましたか?
次の一歩をどこに踏み出すか、がとても重要なのです。
自分を責めなくていいです。
自分の決断を信じ、進んでいくことで魂の道が拓けてきます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。