適応障害を抱えた過去

乗り越えた過去があります。

前回のブログでも少し触れた、私の過去について、
もう少しお話をさせていただきます。

辛い経験をしたことがない人はいません。

しがみついていつまでも留まるか、通過点だと思って前に進むか、
それは自分次第でした。

パワハラ

会社員として働いていた時、人間関係にはとても苦労しました。

大人数も得意でなかったですし、
気の合う人とだけのんびり過ごしたい、と望むこともできませんでした。

辞める2年ほど前から、上司のパワハラがひどくなりました。

もともと気分屋だったのですが、
それが更に悪化しました。

その上司はうまく気持ちを伝えられる人ではなかったので、
自分の裁量で私に強く当たるようになりました。

資料へのダメ出し、アポイントの時間に間に合わないタイミングでの指摘、
個室での2時間の説教、人前で罵られる、誰もそれを止めない環境。

毎日辛くて悲しいのに、
私は気付かないふりをしました。

いつか、きっとできるようになって、認めてもらえるはずだ、
できない私が悪いんだ、そう思って日々を過ごしていました。

倒れる

少しショッキングな内容になりますので、苦手な方はご注意ください。

ある朝、いつものように出勤して、朝の準備をしていました。
朝礼表に目を通すと、心臓がドクンっと一度大きな音で鳴り、
足元から地面が消えたような感覚がありました。

地震でも起きたのか、と思うほど、周りの景色が揺れました。

私はパワハラ上司のところへ行きました。
あんたのせいだ、という気持ちもありましたが、
不思議と信頼がありました。

彼が一番話が早い、ととっさに思いました。

調子が悪いことを伝えて、病院で働いていたので
幸い看護師がすぐに来てくれました・・・

あまり記憶がありませんが、私はずっと椅子を並べた上に寝ていました。
座っていることもできない状態でした。

血圧が30を下回って、脈拍は120を越えました。

すぐに病院施設の処置室に行きました。
車いすを使うように言われましたが、お客様ｓの前ではしっかりしていないといけない、と
いう気持ちから、歩いていきました。足元はフラフラ…

ベッドに倒れこむと顔なじみのドクターが来てくれて、
険しい顔をしながら診察してくれました。

とにかく休みなさい、と言われましたが、
午後からのアポイントは逃してはいけないと思い、行きました。

ほとんど記憶はなく、ただ行った、話した、それから、3日会社に行けなかった
という日記のような記憶になっています。

結局そこから涙が止まらず、心療内科に行って1週間の休養・・・
でもその間に、会社は何もしてくれませんでした。

パワハラ上司とのことも、席替えも、何も措置がなく、
私は初めて腹が立ちました。

私はこんなにもしんどいのに、どうして何もしてくれないんだ！

そんな気になりました。
でも、平気なふりをしていた自分、大丈夫って笑ってた自分、
誰にも助けを求められなかった自分に腹が立っていたんだと思います。

助けてもらえないのを他人のせいにしていましたが、
自分を助けていないのは自分でした。

異動～退職まで

休職を期に同じ敷地にある別セクションに異動しましたが、
残してきた仕事のことで、周りとの衝突が絶えず、結局、半年ほどで
県内の支所に転勤になりました。

そこで再出発を、と思ったのですが、気分も健康状態もすぐれず、
慣れない勤務でまた体調を崩し、心療内科に再通院することになりました。

そこでも適応障害の診断をもらい、数か月したら休むことを提案されました。

2か月の予定でしたが、復帰できず、4か月休職して、そのまま辞めました。

迷惑をかけた自分、仕事ができなかった自分、
自分のことを好きになる要素が1mmも見つかりませんでした。

自分を好きになる

会社を辞めても、1年休んでも、
私の心は変わらず、自分を責めて、別人になれたらいいのに、と思ったままでした。

スピリチュアルな生き方を学ぶまでは。

目に見えない世界に憧れていた私は、のめりこんで行きましたが、
体感を教えてくれたのは、コーチングの先生。

厳しい先生でしたが、スピの基本をたくさん教えてくれました。

自分をまるっと全部受け止める。
先生が教えてくれたことです。

好きなところだけでなく、怒っている自分、泣く自分、ワガママな自分。
自分を責める自分。

そんなマイナスな自分をジャッジせずに受け止めるところから
ようやく始まりました。

毎日少しずつ自分と対話をして、自分を説得することを辞めました。
ふんふん、と聞いていくと、話してくれることが多くなりました。

自分は・・・
自分で思っていたよりも、寂しがり屋の甘えんぼで、ワガママでした。

でも、そんな自分が愛おしいと思えるようになりました。

結婚していなくても、子供がいなくても、
実家に戻っても、私は私でかけがえのない存在です。

それに気付けたときにようやく、
過去に起きたことを乗り越えられた気がしました。

私は会社を辞めたかった。

パワハラに遭ったおかげで、辞めるきっかけをもらえたし、
身体を壊したことで、自分の声にも気づけました。

誰かに助けてほしかった。
ダメな自分を愛してくれる自分と他人に出会いたかった。

そしてそれに気づいてから、
ずっと生きやすくなりました。

そして、同じように本音が分からず苦しんでいる方、
どこに進んでいいか分からない方のために、
玉ねぎセッションや占いセッションをするようになりました。

しんどさに共感できる方も、
今しんどい方も、一度来てみてください。

あなたの魂からの願いを一緒に聞いていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。